【女性におすすめ旅】冬の高野山に出かけよう!~おすすめ観光スポット8選~

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「天空の聖地」と呼ばれる霊験あらたかな高野山。

雪に覆われ、神秘的な姿を見せてくれる冬の高野山に訪れてみませんか。

こんにちは!manaです。

今回の【女性におすすめ旅】は、和歌山県にある高野山をご紹介します。

とっても寒いけど、心が温かくなる冬の高野山に、ぜひ訪れてみてくださいね。

高野山

高野山は、和歌山県の北部に位置し、標高約1000m級の山々が連なっています。

高野山全域が寺の境内地とする一山境内地といわれていて、標高800mの山上盆地に広がる街並みは、境内の中に発展した街となっています。

境内には117の寺院や、一般の参拝客も宿泊できる50以上の宿坊が点在しています。

約1200年前に、弘法大師(空海)が開いた真言密教の聖地で、世界中の多くの方から親しまれています。

高野山町石道と金剛峯寺境内が、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。

高野山へのアクセス

冬の高野山へは、公共交通機関のご利用をおすすめします。

雪が積もっていて、冬用タイヤやチェーンが必須なだけでなく、曲がりくねった山道を運転するのは、慣れていない方には危険です。

南海高野線なんば駅から高野山までは、約2時間で行くことができます。

橋本駅から極楽橋駅間は、観光列車「天空」も運行していますよ。(冬期は、土・日のみ運行)

極楽橋からは、ケーブルカーに乗り換えて高野山駅へ向かいます。

どんどん標高が上がっていき、もうすぐ到着するというワクワク感が高まりますね。

高野山での観光は、路線バスが便利です。高野山はとても広く、雪の中を全て歩いて回るのは厳しいと思います。

目的地間はバスを利用して、効率よく散策してくださいね。

出典:南海りんかんバス

高野山の気温と服装

寒さが厳しい高野山の年間平均気温は10.9度で、大阪の年間平均気温よりも6度低くなっています。

1月や2月の平均気温はマイナス1.3度になり、10センチ以上の積雪も見られます。

さらに、日照時間が短い影響で体感温度も上がりません。

冬の高野山へは、しっかりとした防寒対策でお出かけくださいね。

総本山 金剛峯寺

総本山金剛峯寺は、高野山全域が寺の境内地とする「 一山境内地」 となります。

広い金剛峯寺の見どころをご紹介します。

大門

金剛峯寺の入口となる大門は、4度の焼失を経て、宝永2(1705)年に再建されたものです。

両側に立つ金剛力士像(仁王像)は、国内で二番目に大きいと言われていて、重要文化財に指定されています。

(ちなみに、国内最大の仁王像は、奈良県にある東大寺の南大門にありますよ。)

門前には展望台があり、日本の夕日100選に選ばれているほどの美しい夕景を見ることができます。

門前には大きな駐車場や、おみやげ店が並ぶ高野山観光の入口となっている場所です。

壇上伽藍

高野山の中で、弘法大師が一番最初に整備に着手した胎蔵曼荼羅たいぞうまんだらの世界を表していると言われています。

曼荼羅とは、大日如来を中心とした密教の世界や宇宙の真理を見える化したものとなります。

奥の院とともに二大聖地とされ、高野山の核となる大切にされてきた場所です。

金堂

高野山の総本堂としての役割を果たす重要なお堂で、講堂ともよばれています。

現在の金堂は、昭和7年に再建された建物で、耐震耐火を考慮した鉄骨鉄筋コンクリート構造となっています。

ご本尊は、薬師如来像で秘仏となっており、ご開帳の時以外は見ることが叶いません。

根本大塔

根本大塔は金堂の次に創建され、現在の鉄筋コンクリート造は昭和12年に再建されました。

壇上伽藍そのものが、弘法大師が思い描いた真言密教の世界を表すとされ、その中心的役割(根本)を持つとされ根本大塔と呼ばれています。

また、根本大塔は日本最古の多宝塔ともいわれ、全国の多宝塔のモデルとなっていますよ。

ご本尊は、胎蔵界大日如来とされ、四方には金剛界四仏がまつられています。

さらに、塔を支える16本の支柱には十六大菩薩が描かれ、塔内部で曼荼羅を表現しています。

中門

金堂の南側に位置する中門は、開創1200年を記念して再建されました。

壇上伽藍は南側を向いて建てられていて、中門は正面入口の役割を果たしています。

蓮池(はすいけ)

昭和の初めまでは、名前の通り蓮の花が咲き誇っていた蓮池。

冬の蓮池は、凍った姿も神秘的ですよね。さらに雪が深まると、池全体が雪景色となりますよ。

現在の蓮池は、勧学院という修練場までの大きさですが、鎌倉時代はもっと池が大きかったという記録が残されています。

雨ごいの仏さまとして有名な善女竜王が祀られた途端、大雨が降りだし、干ばつに苦しんでいた民が救われたという伝えられています。

金剛峯寺

金剛峯寺の入口である正門は、金剛峯寺の建物の中で一番古く、文禄2年(1593年)に再建されました。

主殿は東西三十間、南北三十五間のとても大きな建築で、大広間には狩野探幽と狩野探斎による襖絵が描かれています。

豊臣秀吉の母親である大政所の菩提を弔うために建立された清厳寺を前身とし、明治時代に隣の興山寺と合併し、現在の金剛峯寺と名を改めました。

奥の院

奥の院は、もう一つの聖地と呼ばれ、弘法大師が入定している場所です。

金剛峯寺から入口にあたる一の橋まで1.2㎞ほどの距離があるので、バスを利用するのも良いと思います。

寒さ厳しい中、一の橋からも2㎞ほど歩くので、暖まりながら進んでくださいね。

一の橋から御廟所までの道のりには、20万基を超える歴史上有名な人物のお墓や供養塔があります。

ずらりと建ち並ぶさまを見ながら歩いていると、あっという間に奥の院に到着することができますよ。

様々な企業の墓所や無縁塚もあり、時代や身分の違いに関係なく、多くの人に親しまれていることがよく分かります。

まとめ

冬の高野山をご紹介しましたが、いかがでしたか。

より空気が澄んでいて神秘的な雰囲気が増し、他の季節では味わえない趣がありますよ。

寒さが厳しい場所なので、しっかりと防寒対策して、体が冷え切る前に休みながら、散策を楽しんでくださいね。

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