【日本三大がっかり名所】本当にがっかり？～詳しく解説します～

日本三大がっかり名所といえば、札幌の時計台・高知のはりまや橋・長崎のオランダ坂と言われていますよね。

行ってみたら本当にがっかりするのでしょうか。どんなところか気になりますよね。

こんにちは！manaです。

今回は、日本三大がっかり名所についてご紹介します。

それぞれの由縁や歴史を知ってから訪れると、興味深く見ることができて、がっかりすることもないと思いますよ。

訪れる前の参考にしてみてくださいね。

札幌時計台【北海道】

北海道の札幌市内にある時計台は、正式名称は「旧札幌農学校演武場」といいます。

クラーク博士の提言により、農学校生徒の兵式訓練や式典などを行う中央講堂として、1878年（明治11年）に建てられました。

”Boys,Be Ambitious”（少年よ、大志を抱け）の言葉で有名なクラーク博士は、北海道開拓の父とも呼ばれています。

演舞場は木造２階建てで、時計塔部分は５層構造となっています。

時計台の鐘は、130年以上たった今でも1日156回、正確に時を知らせてくれていますよ。

時計台の下にある赤い星は、北海道開拓のシンボルマークで北極星をモチーフにしています。

時計台には、17個の赤い星があるので探してみてくださいね。

札幌市内のオフィス街にある時計台は、高層ビルに囲まれて建っているので、こじんまりとして見えます。

駐車場もなく、ツアーバスでは車窓観光の場合が多いため、あっという間に通り過ぎてしまいます。

想像していたよりも小さいことと、一瞬で通り過ぎてしまうという理由で、がっかり名所と言われているのかもしれませんね。

時計台は、正面の道路の向かい側にあるMNビル２階の「時計台撮影プラザ」だと全景を見ることができます。

スペースが広く高さもあるので写真も撮りやすく、ライトアップされた夕景や夜景は、特に美しいですよ。

はりまや橋【高知県】

♬土佐の高知のはりまや橋で，坊さんかんざし買うを見た♬のよさこい節のフレーズで有名ですよね。

はりまや橋は、江戸時代の豪商である播磨屋と櫃屋の往来のために架けられた私設の橋が由来と言われています。

数回の架け替えを経て、現在のはりまや橋のある場所は、人口水路が流れる公園と整備されています。

札幌時計台と同じように、長さ10ｍの小さなはりまや橋は、車窓観光の場合も多くがっかりされることも多いのかもしれませんね。

はりまや橋にまつわる純信とお馬の悲恋の物語をご存知でしょうか。

元々は、竹林寺の修行僧であった慶全と、洗濯のために寺に出入りしていたお馬が恋仲でしたが、徐々にお馬は年上で住職の純信に惹かれていきます。

当時は、お馬が17歳、純信が37歳と年が離れていました。

実は、はりまや橋でかんざしを買ったのは、慶全と言われています。お馬の気を繋ぎとめるために買ったのですが、僧侶は恋愛禁止であったため町中に噂が広がってしまいました。

慶全は寺から追放され、純信とお馬の恋模様は急速に発展していきました。

二人の関係を恨んだ慶全は、「かんざしを買ったのは純信」だと町中に触れて回り、土佐藩の耳に入ることとなりました。

謹慎となった純信と寺の出入りを禁じられたお馬は駆け落ちし、となりの讃岐の国まで逃げていきました。

土佐藩から差し向けられた追手によって捕まり、純信は国外追放、お馬は安田村と離れ離れになってしまったというお話です。

その後、それぞれ別々の人生を歩み、子宝にも恵まれて幸せに暮らしたと言われています。

はりまや橋のたもとには、純信とお馬のモニュメントが建てられているのでチェックしてみてくださいね。

オランダ坂【長崎県】

長崎市内にあるオランダ坂は、生活道路として普通に使われているため、がっかり名所と言われているようです。

長崎では、出島に居住する東洋人以外の外国人の方を「オランダさん」と呼んでいたため、「オランダさんが通る坂」という意味でオランダ坂と名付けられました。

坂道で有名な長崎市内を象徴するオランダ坂は、両側に洋風の建物が立ち並んでいます。

異国情緒あふれるオランダ坂は、ドラマや映画のロケでもよく利用される長崎を代表するスポットですよ。

特に雨で地面が濡れた坂道と、オレンジの街灯が織りなす雰囲気は、とてもロマンティックでおすすめです。

散策の際は、足元が滑りやすいので、ご注意くださいね。

まとめ

日本三大がっかり名所と言われるスポットをご紹介しましたが、いかがでしたか。

札幌時計台はクラーク博士との関わり、はりまや橋は純信とお馬の物語、オランダ坂は異国情緒など、それぞれに歴史や由縁がありますよね。

どんなスポットにも歴史があります。

少しでも知ってから訪れると、がっかりすることはないですよね。

ぜひ、訪れる前の参考にしてみてくださいね。